ユニットハウスは最近注目されている住宅工法で、店舗や事務所など さまざまな用途に利用されています。
住居としてのなじみは薄いですが、選択肢の1つとして検討するケースもあります。
そこで、ユニットハウスについて概要やメリット・デメリットを解説しましょう。
ユニットハウスとは?
ユニットハウスとは、プレハブハウスの一種で、組み立て工程までを工場で取り扱った住宅をいいます。
プレハブハウスは工場で材料を製造し、組み立てを現場でおこなうため、施工期間が7~10日、長ければ1か月以上かかり人員も多く必要です。
それに対し、ユニットハウスは あらかじめ工場で組み立てた後に現場に持ってくるため、現場作業は最短で1日の場合もあり、一般住宅やプレハブと比較して建築コストも安いのが特徴です。
また、ユニットハウスの中にコンテナハウスという種類があり、主流として販売されているため、厳密には違いますが、ほとんどコンテナハウスと呼ばれることも知っておきましょう。
コンテナとは貨物を輸送するための鉄製の大きな箱状容器ですが、そのデザインを採用し JIS規格を満たした建築用コンテナを利用したコンテナハウスは、住居以外にも転用されます。
移設や撤去が容易なため、事務所や店舗などの事業用として、また、作業部屋などの増築にも向いています。
ユニットハウスを購入するメリットとは
ユニットハウスのメリットは、トップクラスの耐震性能といえるでしょう。
そもそも組み立て後の運搬が前提なので、移動の段階での揺れに強くなければ、現地まで無事に運ぶことができません。
また、工程の80%が工場内で完成しているため、品質が安定するだけでなく、現場での組み立て作業を削減することができます。
現場作業が短く人員がかからないことで、プレハブ住宅よりもローコストを実現できるのです。
さらに もっとも大きな特徴として、増改築や移設がしやすい点があげられます。
構造上 決められたユニットを組み合わせて1つの建物を建てるため、「横に並べる平面的スペース」「縦に重ねる立体的スペース」を自由に広げることができ、設置後の移設や撤去もクレーン車などで簡単にできます。
汎用性が高く、リユースしやすいことも魅力の1つです。
ユニットハウス購入のデメリットとは
ユニットハウスのデメリットは、立地による制限があることでしょう。
建物の密集した地域では、大きなクレーンなどを使って住宅を運搬できるかどうかが大きな課題です。
また、ユニットハウスは建築基準法を遵守し、専用に作られた建築用コンテナが必要になるため、ローコストとはいえ、木造建築と同じ程度のコストがかかります。
さらに問題になるのが設計の自由度でしょう。
1つのユニットには高さや広さの制限が設けられており、それ以上の空間を広げることは難しいといえます。
また、製品が規格化されているため、外装や内装の素材やデザインの選択肢が少なく、気に入ったものが見つからないことも考えられます。
まとめ
ユニットハウスのおしゃれな外観が注目され、店舗や事務所などで見かけるようになりました。
しかし、住まいとして考えると「断熱材を使用しているが、夏は暑い」「普通の家に比べて天井が低いため圧迫感がある」という意見があるのも現状です。
個性的な魅力があるユニットハウスですが、メリット・デメリットの両面から考えて総合的に判断しましょう。
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