住宅を購入する際、一般的には住宅ローンを組むとされています。
しかし、なかには一括購入で住宅を手に入れたいと思われる方もいらっしゃいます。
今回、不動産一括購入のメリットと、購入の際に押さえておきたい注意点や、想定外を防ぐためにかかる負担について解説していきます。
不動産一括購入のメリットとは?
不動産を一括で購入すると、以下の3つのメリットがあります。
金利負担がない
土地や建物の一括購入は、住宅ローンを組む必要がなくなるため、月々の返済にかかる金利は「実質なし」ということになります。
保険料の支払いが不要
住宅ローンを組む際は、万が一ローンの返済ができなくなった場合に備え、保証会社へ保険料や団体信用生命保険などを支払う必要があります。
しかし、土地や建物が一括で購入されていれば、保険料の支払いが不要となります。
審査を省ける
不動産を一括で購入すると、住宅ローンを組む必要がなくなるため、金融機関や保証会社からの審査を省けます。
不動産一括購入の注意点とは?
不動産を一括で購入する際、以下の2つの注意点が挙げられます。
住宅ローン控除が適用されない
住宅を現金で買うと、住宅ローン控除という制度を受けられなくなります。
住宅ローン控除は、住宅ローンの金利負担を減らすために、13年間は所得税から一定額の控除が受けられるものです。
一定額の控除を決める条件は、下記2点のどちらか少ない方の1%分となります。
●住宅ローンの残高
●住宅の購入価格
例として、住宅の購入価格が4,000万円であった場合、13年間で520万円の控除です。
手元資金が減る
住宅を現金で買うと、手元資金はまとまって減ります。
仕事の事情、自身や家族の健康、出産など、突然の支出に備えて手元に資金を残しておく必要があります。
不動産一括購入にかかる諸費用とは?
不動産を購入すると、住宅自体の価格とは別にかかる費用があります。
土地や、住宅を購入する際の諸費用について以下の3点を解説していきます。
仲介手数料
不動産を購入する際は、土地および住宅のそれぞれ2段階の購入を踏みます。
土地に関しては、仲介会社に依頼して売り主との契約を仲介してもらうため、手数料を仲介会社に支払うことになります。
手付金
土地の購入には、一般的に売り主へ契約成立の証として手付金を支払います。
手付金額は、おおよそ売買額の17%といわれています。
例として、売買額が4,000万円であった場合、売り主への手付金は680万円となります。
登記費用
土地、住宅を手に入れた場合、所有者を示すための登記手続きを行います。
登記費用の相場は、だいたい9万円といわれています。
まとめ
不動産一括購入のメリットと注意点、住宅価格以外に発生する諸費用について、解説してきました。
土地や住宅を一括購入する際、金利などの発生や審査の手続きがない反面、控除が受けられない点など、自己資金との相談が必要な面もみてきました。
これから住居購入を検討の方は、自身に合った購入方法をおすすめします。
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